2017年06月09日
もう15年以上も前のこと
私の隣席にいた人は、私とは違うグループの男性だった
この人は、毎朝出社してきると、まず必ず誰かに電話していた
相手が誰なのか私にはわからないのだが、毎日別の人のようだった
が、喋っている内容は毎日ほぼ一緒だった
「昨晩はどうもすいませんでしたぁ」
どうやら前の晩の飲み会での粗相を詫びているらしかった
毎晩毎晩よく金と体力が続くもんだ
ある日、不思議に思ってそのお詫びマンに尋ねてみた
「粗相でもしたんですか?」
お詫びマンの答えは少し予想とは違っていた
「僕は飲み会は好きだけど、そんなに酒は強くないんだよ いつも記憶がなくなる
ひょっとして記憶に残っていないだけで粗相をしている可能性が大きいんで、まず詫びるんだ とりあえず」
律儀なのかどうなのかよくわからない
そう言えば、そのお詫びマンは、酔って町を歩いて帰り、家に着いて自分のカバンを見ると、買った記憶のない酒瓶が中から出て来ることがあると言っていた
粗相というか、盗癖があるのではないだろうか
恐るべし お詫びマン
私の隣席にいた人は、私とは違うグループの男性だった
この人は、毎朝出社してきると、まず必ず誰かに電話していた
相手が誰なのか私にはわからないのだが、毎日別の人のようだった
が、喋っている内容は毎日ほぼ一緒だった
「昨晩はどうもすいませんでしたぁ」
どうやら前の晩の飲み会での粗相を詫びているらしかった
毎晩毎晩よく金と体力が続くもんだ
ある日、不思議に思ってそのお詫びマンに尋ねてみた
「粗相でもしたんですか?」
お詫びマンの答えは少し予想とは違っていた
「僕は飲み会は好きだけど、そんなに酒は強くないんだよ いつも記憶がなくなる
ひょっとして記憶に残っていないだけで粗相をしている可能性が大きいんで、まず詫びるんだ とりあえず」
律儀なのかどうなのかよくわからない
そう言えば、そのお詫びマンは、酔って町を歩いて帰り、家に着いて自分のカバンを見ると、買った記憶のない酒瓶が中から出て来ることがあると言っていた
粗相というか、盗癖があるのではないだろうか
恐るべし お詫びマン
(04:30)
2017年06月08日
2017年06月07日
2017年06月06日
夢で見た話
残念ながら黄金ネタではない
どこかのアパートの部屋に私がいる
部屋にはもう一人いた
死んだ、母方のばあちゃん
全く違和感は感じなかった
時刻は平日の午前十時頃で、出社していなければならない時間
今日は熱があることにして、会社を休もうかなんて思っていた
と、玄関のチャイムが鳴った
玄関を開けると、昔の職場の上司が立っていた
私が会社を休もうとしているのを知っていたのか
上司は言った
「これ 前に約束していたモノ あげるよ」
モノとは、包丁
それも柄のところまでステンレス製
以前、包丁をもらう約束なんてした憶えはないのだが、私は「いいんですか? ありがとうございます」と受け取った
次の場面では、私は休暇を取ったはずの職場にいる
と、もっと昔の職場の当時の上司が、私を呼び寄せる
「あのさ 昨日、君がいないところで部長から話があったんだけど うちの部の業務計画がうまく行っていないのは、業務計画の練り方が悪いからじゃないかという話でね」
私のいないところで、どういう話があったのか知らないが、どうやら暗に私のせいということらしい
確かに、別の職場ではあるが、職場の業務計画の基本構想の立案に携わったことがある
「あのぅ 私が悪いと言うことでしょうか 業務計画のどこの部分が問題なんでしょうか?」
と昔の上司に質問したが、具体的な問題点はわかっていないようだった
理不尽な夢だったが、起きてから気づいたのだが、アパートの部屋で受け取った包丁をチラつかせながら、質問をすればよかったのかも
昔の上司は、早口で何を言っているのかいつもよくわからない人だった
夢でもそうだった
って、まだご存命だったのか
残念ながら黄金ネタではない
どこかのアパートの部屋に私がいる
部屋にはもう一人いた
死んだ、母方のばあちゃん
全く違和感は感じなかった
時刻は平日の午前十時頃で、出社していなければならない時間
今日は熱があることにして、会社を休もうかなんて思っていた
と、玄関のチャイムが鳴った
玄関を開けると、昔の職場の上司が立っていた
私が会社を休もうとしているのを知っていたのか
上司は言った
「これ 前に約束していたモノ あげるよ」
モノとは、包丁
それも柄のところまでステンレス製
以前、包丁をもらう約束なんてした憶えはないのだが、私は「いいんですか? ありがとうございます」と受け取った
次の場面では、私は休暇を取ったはずの職場にいる
と、もっと昔の職場の当時の上司が、私を呼び寄せる
「あのさ 昨日、君がいないところで部長から話があったんだけど うちの部の業務計画がうまく行っていないのは、業務計画の練り方が悪いからじゃないかという話でね」
私のいないところで、どういう話があったのか知らないが、どうやら暗に私のせいということらしい
確かに、別の職場ではあるが、職場の業務計画の基本構想の立案に携わったことがある
「あのぅ 私が悪いと言うことでしょうか 業務計画のどこの部分が問題なんでしょうか?」
と昔の上司に質問したが、具体的な問題点はわかっていないようだった
理不尽な夢だったが、起きてから気づいたのだが、アパートの部屋で受け取った包丁をチラつかせながら、質問をすればよかったのかも
昔の上司は、早口で何を言っているのかいつもよくわからない人だった
夢でもそうだった
って、まだご存命だったのか
(04:30)
2017年06月05日
大学一年の頃の話
当時私は寮に入居していた
変則六畳足らずの洋間個室だった
私のいた寮の棟には100人くらい入居者がいただろうか
中にはいろんな趣味をもつ人がいる(当たり前だ)
どこの部屋の住人かわからないのだが、エレキギターの練習をしている人がいた
恐らく窓際に置いているベッドの上で、窓を開けっぱなしにしてギターを練習しているのだろう
大音量ではないのだが、ギターの音が隣の寮の棟に反射して、よく聞こえてくる
その人は、かなりの初心者だと思われ、ハードロックが好きなのだろう(と思われた)
いつも練習していた曲は、ハードロック好きだけではなく誰もが一度は聞いたことのあるだろうDeepPurpleの「smoke on the water」
出だしが「ジャッ・ジャッ・ジャー」で始まるあの曲
どこぞの寮の住人がギターの練習をしている時は、不思議と私の寮の部屋の隣人が私の部屋に遊びに来ていた
彼はハードロック好き
で、大体そういう時に「ジャッ・ジャッ・ジャー」が始まる
私と隣人は「お、始まったか 上手くなったかな?」と耳を澄ます
出だしの「ジャッ・ジャッ」まではいいのだが、いつまで経っても最後の「ジャー」の音が外れている
最初の頃は私も隣人も苦笑していたのだが、一向に上達する兆しがない
よくもまぁあんな調子外れの音を、見知らぬ誰かに開陳する勇気があるものだと感心するが、そのうち腹が立ってくる
というか、拷問である
何か私悪いことしましたっけ?
当時私は寮に入居していた
変則六畳足らずの洋間個室だった
私のいた寮の棟には100人くらい入居者がいただろうか
中にはいろんな趣味をもつ人がいる(当たり前だ)
どこの部屋の住人かわからないのだが、エレキギターの練習をしている人がいた
恐らく窓際に置いているベッドの上で、窓を開けっぱなしにしてギターを練習しているのだろう
大音量ではないのだが、ギターの音が隣の寮の棟に反射して、よく聞こえてくる
その人は、かなりの初心者だと思われ、ハードロックが好きなのだろう(と思われた)
いつも練習していた曲は、ハードロック好きだけではなく誰もが一度は聞いたことのあるだろうDeepPurpleの「smoke on the water」
出だしが「ジャッ・ジャッ・ジャー」で始まるあの曲
どこぞの寮の住人がギターの練習をしている時は、不思議と私の寮の部屋の隣人が私の部屋に遊びに来ていた
彼はハードロック好き
で、大体そういう時に「ジャッ・ジャッ・ジャー」が始まる
私と隣人は「お、始まったか 上手くなったかな?」と耳を澄ます
出だしの「ジャッ・ジャッ」まではいいのだが、いつまで経っても最後の「ジャー」の音が外れている
最初の頃は私も隣人も苦笑していたのだが、一向に上達する兆しがない
よくもまぁあんな調子外れの音を、見知らぬ誰かに開陳する勇気があるものだと感心するが、そのうち腹が立ってくる
というか、拷問である
何か私悪いことしましたっけ?
(04:30)