2011年05月26日

Unknown
45歳になった今でもよく繰り返しでみる夢がある
何か(出発とか提出・締め切り)に間に合わないというもの 
目覚めの悪いことこの上無い
締め切りに間に合わないなんてのは、単に能力がないからだと思うけど

自分の中では、このきっかけになったんじゃないかと思う出来事が高校の時にあった

高校三年になる直前の春休み
友人と三人で、青春18きっぷを使って小旅行を計画した
山陰本線で門司から京都まで行き、日本海沿いに金沢へ それから信越本線経由で東京まで出て、東海道、山陽本線経由で門司に戻るというもの
 
壮大な計画みたいだが、いきなり初日からつまづいた

順調に山陰本線の旅が始まり、初日の夕方に松江近くまで来た
松江の一つ手前の駅でアナウンスがあり、松江では数分間停車するということだった
ちょうど喉が渇いたので、松江に停車している時間に駅のホームの自販機で飲み物を買おうと決めた 友人にも
そのことを話して、松江に汽車が停車した瞬間に、荷物は車内に置いたままホームへと一人飛び出した
何となく、予想よりも松江は小さい駅だなあと思いながら飲み物を購入
さっそく汽車に戻ろうとした瞬間、乗るはずの汽車が動き出した

何が起きているのかわからずに、呆然としていた
ホームにある駅名表示を観て仰天した 松江駅とばかり思っていたんだが、実はそこは松江の一つ手前の駅だった ホーム数が少なく寂しい感じがした訳だ 痛恨の勘違い

見る見る遠ざかる汽車 最後尾の赤いランプが小さくなっていった
幸い財布は持っていたので、改札を出てタクシーをつかまえて、次の松江駅に向かった
松江では数分停車するはずなんで、もしかしたら間に合うかもしれないと祈っていた

間に合わなかった...
友人二人は私が戻ってこないのを心配して、私の荷物を持って松江駅のホームで汽車を降りて待っていてくれた

この後は、山陰本線で行ける所まで行った 確か倉吉まで
んで、倉吉からは鳥取まで夜通し数十キロ歩いて、翌朝鳥取から瀬戸内方面へ抜けてから旅を続けたと思う
というのは、松江の出来事が衝撃的で記憶が吹っ飛んでしまったから

大幅な行程の変更にも付き合ってくれた友人には感謝している

今もって早とちりをする傾向は治っていない 性格なんで治しようがないんだろう
いつか、同じコースを旅行してみたいと思う 
ただ、各駅停車の旅は45歳には辛いだろうな 好きなんだけどな各駅停車



(22:55)

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