2013年06月05日

UnknownShaggs 女性3人のバンド
初めて彼女らのことを知ったのは、10年以上も前
「悪趣味大全」というユリイカの別冊の音楽編だった
この本は、当時の職場に贈呈し(家に持って帰れない)、他の趣味人の寄贈本と共に、趣味人図書館の
主要な蔵書となっていたのだが、ある日、無粋な隣のグループの上司によって、焚書の憂き目にあった
返す返す無念である

何でも、アメリカの金持ちの親父が、三人娘に楽器を買って与えたまではいいが、誰ひとり楽器の演奏が
できないのに、何とレコーディングをさせたという
よせばいいのに、2枚もレコーディングしたらしい
もの好きもいるもんだとしか思わなかった

で、ある日どこかの輸入レコード店に目的もなく行った時、何かのCDが「買ってくれ」と言わんばかりにこちらを睨んでいる
音楽好きの諸兄には、こんな経験があるはず

こちらを睨んでいるCDのジャケットに描かれていたのは、絵心のある小学生でももっとまともなイラストを描くであろう、足の生えた魚だった
悪趣味大全で見た、2枚のShaggsのLPを1枚にまとめたCDジャケットだった

速攻で購入し、家で聞いてみた
Shaggsの作品は、かのFrank Zappa師が手放しで絶賛しているらしい
が、達観していない私はその域に達していない

コードを知らないギター リズムを刻むことを放棄したベースとドラム
ヤル気を微塵も感じさせないヴォーカル

とくにCDの前半(1stのLPだろう)をヘッドフォンで大音量で聴くのは、拷問に近い

ところがどうだろうCDの後半(2ndLPあたりか)になると、あのカーペンターズのカバーなんかしたりして(著作権
問題はクリアしているのだろうか)、演奏が格段に上手くなっているのが不気味だ

別のアルバムジャケットでは、3姉妹の写真がうつっているが、お世辞にも美人ではない

私のKate(ipod)にもShaggsのCDは入っており、曲をシャッフルして聴いている私は、Shaggsの曲が流れると
観念して、これから数分は拷問だと思うことにしている

破壊力は抜群である 特に初期の作品は
是非ご一聴を


 

(20:53)

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