2013年12月25日

昨日の帰宅途中の電車の中でのこと
私は立って吊革につかまっていた

横には男性が立っていて、ぼんやりとその横顔を私は眺めていた
私の知り合いにどことなく表情が似ていたが、明らかに別人だった

年齢は私と同じくらい
身長もそう

ふと、違和感を感じた

それは何か
 
髪の毛の質感であった
すべての男性の髪がツヤツヤだとは決して思わないが、その男性の髪には明らかに人の髪とは違う
質感があった
触ったわけではないが

男性は長髪ではなく、普通の髪型であった
一度疑惑が生じると、次々に怪しさが増してくる
髪のウェーブのかかり方が自然ではないような気もしてくる
さらに、うなじのあたりの髪の毛のはね方がどうんなんだろうか

この人の本当の髪型はどんなものだろうか
一日の中で、本当の髪型に戻る時間はあるのだろうか

疑惑は、確信に変わった
耳の後ろあたりの地肌がチラッと見えた
地肌(らしきもの)に、細かいメッシュの黒い線が入っていた

その男性は気付かないうちに私より先に電車を降りていた
実は、男性の隣に立っていた女性に気をとられていた

整った顔立ちの女性だった
これから帰って一人で食事なんだろうか 
家族と一緒なんだろうか
どうでもいい妄想は続く
年齢がわからない時は、女性の手を見ることにしている
手を見た感じでは30代前半かな

妄想を乗せたまま、電車は走り続けたimages


 

(06:12)

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