2017年07月27日

201507230744399c4s私の出身大学は、今はどうだか知らないが私の学生時代は三学期制だった

二学期と三学期の間には、一週間程度の「秋休み」があった
時期は十一月末くらいだったか

大学一年の秋休みには、私はろくに所持金もないくせに、東北旅行をした
移動には夜行急行を使ったりした貧乏旅行だったが

行った最初の地は、本州最北端の県
県都ではなく、人口でその県二番目の都市

たしか雪が降っていた

私は一人でその都市の駅前に降り立ったのだが、人柄の良さが私の表情に滲み出ているのだろうか、私はその都市の駅前で、一人の初老の男性に一方的に話しかけられた

初老の男性は私に向かい容赦なくハードな方言で語りかけてくる
時間にして五分くらいだったか
私は文字通り立ちつくしていた 駅前のロータリーで

私が理解できた単語はただの一つもなく、一方的に喋る男性の言葉尻で、それが疑問形なのか(私に同意を求めているのか)どうかを勝手に判断して笑顔で相槌をうったりした

初老の男性がなぜ私に話しかけてきたのかだが、ひとしきり喋り終えると男性は、どっかに去って行った
満足そうに

この県にはその十五年後に私は住むことになるのだが、その県でもこの地方の訛りは強く、よくテレビで面白おかしくイジられている

この県出身の男性歌手のCDを一枚持っている
アルバム最後の曲で、漁師のお父さんのセリフを方言で歌っている
わいかつくつどしだ

このアルバムを購入してから二十年近く経つが、未だにこの言葉の意味がわからない




(04:30)

コメントする

名前
URL
 
  絵文字