2019年02月13日

ダウンロード先日、ある温泉に行った

そこへ行くのはほぼ20年振り
当時宿泊した宿とは違う所に泊ったが、20年前に泊った宿もまだ営業中だった
当時の記憶が蘇ってきた

私が今まで利用してきた宿の中で最も記憶に残っている宿は、20年前に泊った宿かも知れない
その宿はいくつかの泉質の異なる風呂を有していた
ホテルではなく旅館で、幾つかある浴場も一度に数十名が入れるような規模ではなく小規模なものだった
ある泉質の風呂に私も入ったが、そこは混浴だった

混浴ではあるが、湯気がもうもうと立ち込めていて、視界が悪かった
風呂の中で女性客の声がしたが、安心してほしい
視界が効かず、何も見えなかった マジで
 
たくさんの風呂があったのも印象に残った理由の一つではあるが、もっと決定的な理由がある
私が泊った部屋の近くに、湯治棟があった
客室は非常にシンプル 自炊場もあった
湯治という言葉は知っていたが、本当に湯治のニーズはあるのだと知った

自炊をして、好きな時に温泉に漬かり眠くなれば眠る
あとは本を読んだり、好きなことをして時間を潰す
湯治の効果が出るのは三泊以上経ってからと聞く
三泊以上酒を断って、自炊生活しかも温泉三昧の日々を過ごせば、どういう変化が起きるのか
パソコンとか携帯電話の類も持ち込まず、世間から隔離された日々を過ごしてみたい

当時は、湯治に対して憧れに近い感情を抱いたが、久々に見たその宿と、鄙びた温泉街の雰囲気が私の心を動かした
あ、今回泊った宿が悪かった訳では決してない
悪しからず




(04:30)

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