2019年08月29日

無題私が中学生の頃から、齢40になるまで毎月欠かさず購入していた音楽雑誌がある

この雑誌は今もある

何故齢40になって購入を止めたのか
別に、その雑誌が嫌いになったとか他の雑誌に乗り換えたという訳ではない
単に、購入するのを失念した月があったというそれだけの理由で、翌月からの購入を止めてしまっただけ

この雑誌、単にアーティストの紹介だけをするのではなく、「音楽評論」を各ライターが投稿するというスタイルだった
妙に小難しい表現をすることをライターが好む傾向があり(私はそう感じた)、中学生の読者にとっては何が書かれているのか理解するのに難儀した
と言うか、理解できていなかった
雑誌の紙質は、言い方が悪いようだが「わら半紙」みたいで、雑誌自体にもちろん写真は掲載されているが、文章の量がやたらと多かった

で、その雑誌のライターの一人で、特に難解(私にとっては)な文章を書く人がいた
ライターの名前は今でも憶えている
ある号で、そのライターによるコラムが掲載されていた
音楽ネタではなかったのだが、どうせまた難解な文章だろうと思って覚悟して読み始めた

コラムの内容は、ハンバーガーの食べ比べ しかも一日
私が中学生の頃なんで、それほどハンバーガーを提供する店は種類が多くないはず
と思ったが、食べ比べの舞台は東京
私の知らないハンバーガーショップも多くあった

何件くらい食べ比べをしたのか忘れたが、文章の後半に近づくにつれて「もう食えん」とか「オェ
~ッ」と言った泣き言に近い表現ばかりになり、最早食べ比べの体を成していなかった
いつも難解な文章ばかり書いている人の意外な一面を見た気がした

その人の書いた音楽評論は何一つ憶えていないが、このハンバーガー食べ比べのコラムは何となくだが憶えている
そのコラムのタイトルは「ハンバーガーを追え~っ」だった


(04:30)

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