2019年11月21日

無題私が大学三年の時の夏休みのこと

カネもないくせに、友人と北海道旅行に行った
函館までは夜行列車とフェリーで行き、函館でレンタカーを借りて道内一周
苫小牧からはフェリーで戻ってきた

参加したのは私を含め男三人 レンタカーで移動のクセに、三人中私だけは免許を持っていなかった
一週間ほど北海道にいたと思う
カネを浮かせるために、極力安い宿を選んだ

北海道何泊目かに泊まったのは、ある小学校 廃校となってしばらく経っていたが、無断で泊まったわけではない
大学で同学年の女の子の所属していたサークルが、北海道で合宿をしていたので、ちゃっかりそれに便乗して宿泊したわけ
電気とか水道はどうしたのか憶えていないが、夕食後は宴会となり 誰が持ってきたのか安酒でしこたま酩酊した

我ら三人は、寝袋を持っていなかったので、小学校の校庭に停めたレンタカーの中で寝た 教室でなく

免許もなく運転をしないくせに、私は後部座席で寝転がって寝た

翌朝目が覚めた 安酒のせいで頭痛がする
何かを喋ろうとして私は口を開けたが声がでない というか、口が開かない
慌てた私は、ジェスチャーで友人に訴えかけたが、友人は私の顔を見て爆笑していた
人の気も知らず爆笑とは
憤慨しながら私は近くにあったガラス窓に自分の顔を映した

私の口の周りに、歌舞伎役者のような白塗りのメイクがしてあった
それも結構雑に
私の小さな脳がフル回転で昨夜からの記憶を呼び出す
クルマの中で寝る前に、歯磨きをした
あれ? 歯磨き後に口をゆすいだっけ?

私の口の周りに白く付着していたのは、歯磨き粉だった
何回も口を丁寧に洗い、ようやく白塗りはとれた
歯磨き後の口ゆすぎを失念するほど酩酊したとは
こりゃ間違いなく昨夜は粗相をしているはず

出発前に、私は同級生の女の子に深々と頭を下げた




(04:30)

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