2019年11月27日

無題昔私がいた職場でのはなし

その職場には食堂はなかった
職場の近くに、歩いていける範囲で飲食店はなかった
性格に言うと、なくはなかったが、そんなに数はなかったし大人数で入れるような店がほとんどなかった

で、昼食はどうしていたのか

職場の各課ごとに、職場からクルマで10分ほどのところにある仕出し屋に電話をかけて、弁当を注文していた
昼休みに仕出し屋が届けてくれる弁当と、現金引換えと
毎朝、弁当の注文と予約の電話をする光景が、職場で見られた

ある日の私のいる課での弁当注文当番は私だった
課内のメンバーに弁当の注文を伺い、集金も手際よく済ませた
計数に弱い私は、つり銭の計算が苦手
私をよく知る人は、飲み会の幹事に私を指名するようなことはない

そうこうするうちに昼休みとなった
仕出し屋のバンが職場に到着し、各課に注文のあった弁当を注文し出した(仕出し屋だけに
が、ウチの課には仕出し屋は立ち寄らなかった
なんだよ、どういうことだよと、ウチの課の職員が注文当番の私のことを訝し気に見る

私は弁当と引き換えの現金を持って待っていたのだが、弁当がない
数秒で謎は解決した
私にとっての一大事である集金を終えて安心したのだろう
肝心の仕出し屋への弁当の注文の電話を忘れていた

弁当が届かないのは当たり前だ 注文がないんだから
私は課員に平謝りした
課員は「しょうがないな 〇〇(私の苗字)のことだからな」と諦めに近いセリフを残し、職場近傍にあったコンビニに歩き出した

当然、未着の弁当の料金は課員に返却した
多分





(04:30)

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