2020年11月21日

人によって好きな花は色々あるだろう
サクラとかバラとかドクダミとかオオイヌノフグリとか
私は仮に好きな花は何かと問われたとしたら、「サルビアの花です」と答える
真剣に突き詰めれば、サルビアより好きな花はもしかしたらあるかも知れない
私は「サルビアの花」も好きだが、「サルビアの花」という曲が好きだ
かなり古い曲だが、女性二人組が歌っているカバー曲よりも、オリジナルで男性が歌っている曲が好き
この曲を最初に聴いたのは、高校生の頃か
隣町の中古レコードの店で偶然手にしたLP
解散した日本のバンドのヴォーカリストがソロで出した最初のLPだった
アルバムジャケットは、正直に言って気味が悪いイラストで、LPに入っている曲も売れ線とは程遠いと思わせるものばかり
中でも「サルビアの花」は、付き合っていた女性にフラれた男性が、その女性の新しい彼氏との結婚式の様子をほとんど自己中心的に未練を歌うという、かなり弱々しいもの
しかも歌詞では泣いている
当時流行していた歌がマッチョ的なものばかりではなかったが、ここまで湿度の高い弱々しい曲もあまりなかった
もう15年程前に、当時持っていたLP(洋楽邦楽合わせ約100枚)を中古レコード屋に売却したことがある
もう聴きそうにないから レコードを
その大粛清の際も、「サルビアの花」が入ったLPだけは手放すことができなかった
アナログプレーヤーは持っていないんだけど
CDは持っていて、Kateにも入っている
(04:30)