本やマンガのはなし

2015年12月22日

c20先日電車に乗っていたら、向かいの座席ロングシート)に座っている男性が読書をしていた

その人は文庫本を読んでいたのだが、カバーもせずに読書中だったので、視力のいい私からは本のタイトルが丸見えだった

真田太平記
全十五巻くらいあったが、その人は第何巻を読んでいたのかはわからない
何となくだが、楽しそうに読書をしていた

私は読書スピードが遅い
読み始めると、結構な量の本を読むのだが、読まない時は全く読まない

真田太平記を知ったのは、テレビドラマではなく、ある新聞の特集記事だった
全十五巻もあるということで、ややたじろいだのだが、一度読み始めると止まらなかった
一か月足らずで全巻読破したように思う

忍者の保存食なんで、大して美味しくはないだろうが、干し飯と焼き味噌で、飲み会(日本酒常温に限る)でもやってみたいと思った

ネタばれになるが、ラストシーンの静かなイメージが印象的だ

あの男性は今頃どんなところを読んでいるのだろうか


(05:00)

2015年10月19日

0ef1e2f09936a85475afc6c822da6d83今、通勤の時間を利用して小説を読んでいる

通勤中と言っても読み始めてすぐに眠ってしまうので、遅々として読み終わらない
戦後ではあるが、私が生まれる前に書かれた小説

作者は無類の鉄道好きで、目的のない旅をすることをモットーにしている
必ずお伴を連れて列車の旅に出かける

このお伴の男性が「雨男」らしく、どこに出かけてもだいたい天気は悪い
小説の中で、作家先生はお伴のことを「不世出の雨男」と評している

面白い表現だ
どこかで私も使わせてもらおう


(05:47)

2014年10月31日


images昨日も、通勤時に電車に乗る時に、Kate(iPad)のイヤホンを耳にセットし、再生を始めた
曲はシャッフル再生なのでどの曲がかかるかはわからない

で、一曲目に来たのがこの人の曲
太田裕美「九月の雨」

私が中一の頃の曲だと思う
というのは、当時読んでいた「中一コース」に、この曲の歌詞が写真入りで乗っていたから記憶にあるのだ
私は「○○時代」ではなく、「○○コース」をたまにではあるが読んでいた

太田裕美のアルバムは実は一枚も持っていない
なんでKateにこの曲が入っているかというと、友人に借りた歌謡曲のオムニバスアルバムに入っているから
この曲が流行った頃はそうでもなかったが、彼女が高音を歌う時に、声がうまく出なくて辛そうに見えたことがある
「九月の雨」を聴くと、自宅の狭い私の部屋を思い出す 四畳半もなかったのではないだろうか 変則的な間取りの部屋だった
恋愛とはどういうものか、まだわからなかった

最近でもテレビでたまに彼女を見かけることがある
私よりも年上のはずなんで、いいお年頃のはずだが、昔の面影が今も残っていると思う
小悪魔的というのか、何と言うのか 別に大悪魔でもいいか

歌謡曲を聴いていた頃は、渡辺真知子を始めいろんな女性歌手が好きだったけど、太田裕美は本当に好きだった
というか、今でも好きだ

朝一番に聴いた曲がこの曲だったんで、今日は何かいいことがあるかななんて思ったが、特に何もなかった

話はまったく変わるのだが、私の好きなマンガ家にひさうちみちおがいる
ひさうち氏の代表作「罪と罰」には、太田裕美に捧ぐというサブタイトルの小品がある
その作品の中で、彼女はとんでもないことになってしまうのだが、ここでは書けない 

(06:00)

2014年06月22日

Unknown今年になってから、昨年よりは読書のスピードが上がったように思う
今年最初に買った本は、イギリスの某作家の人生についての本
伝記ではなく、第三者が書いた本である

私は、本を自宅で読むことは少なく、読んだとしても入浴中
残りは、会社の昼休みか通勤中である
通勤中にも読むのは、余程面白い本の証拠

で、常々どんな本を読んでいるかというと、ほとんどが新書
小説の類はあまり読まない

で、今年に入ってからは「読書」を趣味として堂々と掲げる人とは比較にならないだろうが、私の中では結構な速度で読破しているように思う
ちなみに、どのような種類の本を読んでいるのかと問われれば、答えないことにしておく
かなり思想的に偏った見方だと言われてもしょうがないと思う

何年ぶりかに、本屋で立ち読みをして本を購入することが多くなった
昨年まではネットで注文することがほとんどだった でも買ってから後悔することは少なかった というかほとんどない

今日本屋で買ったのは、宮脇俊三の鉄道紀行セレクションの第一巻

私は他人に堂々と「趣味は読書です」と言える程多くの本を読んでいる訳ではない
どちらかと言えば遅読だし、最新刊などはまず読まない
人生の道案内的なタイトルの本は論外である

日本文学全集に収録されているような巨匠の本を読んだこともない
例えはどうかと思うが、藤村とか、三島とか鴎外の本なんて読んだことがない

そんな私が、文章が上手いなと僭越ながら思うのは太宰か?

で、狭い守備範囲の中で、最も美しい文章を書くなと思ったのが宮脇俊三氏
もう鬼籍に入られたが、所謂純文学の人ではない
ずっとサラリーマン生活を続けられ、退職後に書いた趣味の鉄道の紀行文で一躍有名になった方だ

前置きが長くなったが、本日買った本の一部に、私が最も美しいと勝手に思っている宮脇氏の文章が
掲載されているのだ

明日から読書に入るとして、その文章に入るのは今週末ぐらいかと思う
その文章は、終戦の日の山形県内のある駅での出来事を描いたもの

早く週末が来ないかと思う次第である


 

(17:57)

2013年11月30日

siyoukinsi-1
今、明治時代に活躍した人の記録を読んでいる
この人がかつて居住して辛酸を舐めるような生活をしていたところは、以前私が住んでいたところのすぐそばにあった

その人の名前も今読んでいる本の存在も知っていたが、先入観で「恨み節満載の湿っぽい本だろう どうせ」と
高をくくっており、手を出さなかった
あまり湿っぽいモノは好きではないのだ

たまたま人の紹介で読んでみようかと思った
普段私は、人の紹介で本を読んだり音楽を聴いたり、映画を観ることはほとんどないのだが

本はまだ読了していないが、ユーモアを交えた淡々とした描写で、とても興味深い
ちなみに今回は、読書感想文ではない

この本の作者の居住地跡を偶然私が発見したきっかけである
居住地跡は鬱蒼とした林の中にあり、正直に行って人の住むところではない

この居住地跡の隣には陸上競技場があって、春先のある日に私は優雅にジョギングを嗜んでいた
春先と言っても、山にはまだ残雪が残っており、かなり着こんでいないと寒くてたまらない

ジョギング中に、腹具合が急降下をしてきた よくあること
だいたい、どこに公衆トイレがあるかは事前に把握している癖を身につけている私は余裕をかまして
近くの公衆トイレに向かった

目に入ってきたのは張り紙だった
「冬期使用禁止」
ご丁寧にトイレの入り口には人が立ち入れないように板が打ち付けてある

間もなくトイレに辿り着くという安心感で腸は弛緩しきっている
こういう展開が最も危険である
ようやくトイレに着いたはいいが、個室が満室だったとか

脂汗をうっすら滲ませながら私は腹具合と、次にいくべき近くの別のトイレまでの所要時間との兼ね合いを冷静に判断する
結論はすぐに出た

私は陸上競技場近くの林に分け入っていく
当然人家などない
鬱蒼とした林で、周囲から見えることはない

素手にて地面に浅い穴を掘り、悠然と野外排泄を始めた
ティッシュは所有していなかったので、どうやって後始末をしたのかはご想像にまかせる

で、排泄中にふと見上げたところ、現在読んでいる本の作者の居住地跡が見えた次第
何度も言うが、人の住む環境ではなかった
昼間でも薄暗い

明治初期に辛酸を舐めた古人を偲びながら私は、しばらく用を足し続けた

 

(10:57)