思ひ出
2021年02月20日
2021年02月13日
2021年02月12日

私は社外に出向しており、そこの部署で、ある業務を委託することになった
プレゼンテーションの結果、私がいいなと思った会社とは別のコンサルティング会社に委託することが決まった
プレゼンの時に私がその会社からかすかにかぎ取った胡散臭さ(調子のよさ)にその後一年間苦労することになる
委託先のコンサルティング会社の担当者は、私よりも年下の男性
定期的に私がいた職場に彼はよく来て、打ち合わせをした
で、彼がいなくなると口の悪い同僚が「ねぇ 半魚人もう帰ったの?」と私に聞いてくる
半魚人か
そう言えば彼は童顔だが目が大きく唇は分厚く、半魚人に見えなくはない
手の甲に鱗があるのを見かけたとか、瞬きをする時に瞼が下から上に向かい閉じるとか、おっとこれは嘘
電話とかメールでも半魚人とは頻繁にやり取りをしたが、この半魚人なかなかに調子がいい
斬新な説明資料を彼からもらったことがある
よくできた資料だなと思っていたら、後日ネットでその元ネタを偶然見つけた
要するに、その資料は半魚人が元ネタの図表をコピペしてつくったもの
そのこと(元ネタの存在)を私が指摘すると、半魚人は目を白黒させていた
私はどうもこの、コンサルティング会社というのが好きでない
調子のいい言葉ばかり言って、学生の延長のノリでコピー&ペーストで資料を作るイメージがある
要するに、おいしいところ取りが上手(自分では何も生み出さない)な奴
それも才能と言うべきか
そのうえ、上から目線(こんなことも知らないんですか?的な態度がチラつく)
半魚人によると、彼の会社は不夜城みたいな感じで、いかに遅くまで会社にいるかを競うような雰囲気があるそうだ
この他にも、半魚人は致命的なミスをしてくれたが、彼の名誉のために黙っておく
私の職場の忘年会のあとも、半魚人とは打ち合わせをしたこともあった
あまり思い出したくないな
あの頃は
もう会いたくはないけど、どうしてるかな半魚人 人間になれたかな 魚に戻ったかな
(04:30)
2021年02月09日
2021年02月06日

彼は、入社確か二年目か三年目で結婚した
私は彼の地元ではなく、会社関係者の披露宴という名の宴席に呼ばれた
ちなみに彼も九州出身 彼の生まれは南九州
彼の所属していた職場の人は酒豪が多く、結構披露宴という名の宴では、早々にコメジュースが飛び交っていた
私の同期も酒に強いが、それは焼酎についてのはなし
日本酒にはそれほど強くないと言うか、端的に言って弱い
日本酒の飛び交う披露宴一次会の途中で私はトイレで新郎に会ったが、目つきと呂律が既に怪しかった
披露宴の二次会は、新郎職場がよく利用していた店だったが、そこに新郎の姿はなかった
店の中にはいたのだが、それは別室
土曜日昼間なのをいいことに、お客さんのいない別室で新郎は一人横たわっていた
二次会の席では、あまり飲んでいない新婦が「すいまっしぇ~ん ウチの旦那が」と言いながらミツバチのように、酒を注ぎ回っていた
新婦も九州の人
新郎とは翌週の確か火曜日に職場で会ったんだが「いやぁ 三日酔いやった 週末は寝とったわ」と言っていた
確か新婚旅行は九州に帰省したんじゃなかったかな
(04:30)