食べもののはなし

2017年05月28日

thO94YE6SH先日、会社の帰りに通勤経路にある飲食店に、誘蛾灯に飛び込む蛾のようにおびき寄せられ入店した 一人で

本来ならば酒を飲まない日なんだが、冷えたビールを二杯も飲んだ
暑かったので

飲食店は、インド料理の店

頼んだのはサフランライスのカレーだった
美味しかった

で、その翌日にも会社からの帰路にそのインド料理屋さんの前を通ったのだが、前日に私に料理を運んできてくれた人(インドの人か?)が偶然にも店の前に立っていて、私と目があった

するとその人は、軽く私に会釈をしてくれた
反射的に私も会釈を返した

私は、ヘンに記憶力のいいところがある
肝心なことは忘れることが多いのだが、どうでもいいような小ネタをいつまでも憶えていたりする
とくに、他人の名前はよく忘れるのだが、他人の顏はよく覚えている

私も、その店の人の顏は憶えていたのだが(名前は最初から知らない)、目があってまさか相手から会釈してもらうとは予想していなかった

その店の人が異常に記憶力がいいのだろうか
または、インドの人(多分)から見ても、私の顏というのは印象に残るのだろうか
いずれにせよ悪い気は残らないので、またいつか暑い日にそのインド料理屋に行ってみようか

なぜ暑い日
ビールが一杯200円台で提供されるのだ この店では



(04:30)

2017年05月09日

16cbb977b78898668f76961d940cd1c6私の高校の、同級生男子の話

色黒で背の高い彼は、その風貌からもそうだが、「ワイルド」と呼ばれていた

一度彼を交えた数人で、ハンバーガーショップに行ったことがある
予備校の時だったか

その店のハンバーガーは、野菜やソースがふんだんで、食べている最中に肉汁とか野菜汁やソースが溢れてくることが多く、ハンバーガーを覆っている包みのなかにドバドバと溢れ出てきた

ワイルドな友人もご他聞に漏れずそう 
彼の場合、ワイルドなのか単に粗野なのか微妙な点が多々あった

ハンバーガーから溢れだした汁を彼はどうしたか

ハンバーガーを食べ終わったワイルドな友人は、汁がたまったハンバーガーの包みを取り出し、口を受け口にして、斜め方向から汁を飲み干した
ジュルジュルと音を立てながら

この店のウリは、肉汁やソースの多いことだったのだが、彼のように一滴残らず飲み干す客のことは想定していたのだろうか
相変わらずワイルドやのぅ」なんて、我々は言っていたが、他の客がドン引きだったのかどうかは憶えていない

予備校卒業以来30年くらいワイルドな友人には会っていない
いまも変わらずワイルドで、生肉なんか食べているのだろうか



(04:30)

2017年05月05日

kuromaguroその昔、私が住んでいた町にある寿司屋があった
今もあるはず 確か

私がその寿司屋に行ったことは一度だけある(一度しかない)
回転寿司ではないという理由もあるが、あまり味に関していい噂を聞いたことがなかったから

当時の職場のある人が転出することが決まり、本人の希望で(どういうわけか)この寿司屋で送別会を行うことになった
総勢約30名が寿司屋の二階の座敷に集結

ビールなど飲みながら、寿司をつまんでいたが、次第に「あれ?」「ん?」なんて声が聞こえてきた
私もいくつか寿司を食べたのだが、ネタがどうのこうの言うより、シャリが乾燥して硬くなっているのに驚いた
軍艦巻きに巻かれた海苔も必要以上に乾燥していた

寿司屋での送別会なのに、皆な大量に寿司を残していた

後日、送別会の段どりを担当した職場の総務担当者は、送別会の主からお小言をもらったそうだ
余りの寿司の不味さに

とばっちりである

私がこの寿司屋のある町から引っ越してからしばらくして、またこの寿司屋がやらかしたという話を聞いた

この寿司屋から一時間ほど離れたところに、クロマグロの産地がある
その土地の名前をとって〇〇マグロと言えば、ブランドマグロ

ある日、この寿司屋がそのブランドマグロの名前を使って、〇〇マグロ祭りを開催した
寿司だけでなく、刺身なんかも提供したらしい

それはそれで珍しくもなんともない

が、さすがはその寿司屋
なんと、マグロの産地の漁師たちがその寿司屋の「〇〇マグロ祭り」に参加するため、わざわざその寿司屋に大挙して現れたらしい

自分たちが扱っているマグロ 味は知り尽くしているはず
しばらくして漁師たちは、店員に向かい「このマグロのどこが〇〇マグロなんじゃぁ?」とひと暴れしたという
暴力は使ったりしなかったみたいだが

私もその〇〇マグロを食べたことがある
中トロとか大トロが美味いのは当たり前
私が感激したのは「赤身」の美味しさ

そう言えば、マグロってこういう味だったよなと思い出させてくれた
またいつか食べたいものだ



(04:30)

2017年05月03日

thFAMASI64飲食店の訃報が続いた

まずは、私が昔住んでいた町から、かなり離れてはいる所にあるが、半年に一度くらいの頻度で使っていた飲食店(食堂)
出張の時なんかに使う列車の乗換駅の駅前にあったので、本当にたまに通っていた
この店も、味がどうのこうのではなく、全く商売っ気が見えないところが好きだった

老夫婦の経営だったが、やはり高齢化の影響で店を畳む決心を下したらしい

もう一軒は、私の自宅の近傍
やはり商売っ気を微塵も感じない洋食屋さん

開店以来50年近く経過するらしいが、私が初めてその店に行ったのは昨年のこと

味音痴なワタシだが、「美味しい」と思った 
値段も高くないし

この店の前を通りかかったのだが、シャッターに「閉店しました 長年のご愛顧ありがとうございました」
という、あっさりとしたメモが張ってあった

閉店したのは、私がその店を通りかかった前日のこと
私は全く知らなかった

ここも老夫婦が経営していた
はっきりとした理由は知らないが、閉店の原因には高齢化もあるのだろうか

鬼籍に入った飲食店二店
私が通う頻度はともかく、両店とも私が好きだった店

ここで、私の中でやや確信的に感じられることがある
私が愛した飲食店は、鬼籍に入る そう遠くないうちに
やはり私は飲食店にとっては疫病神なのだ

鬼籍に入った飲食店の中には(私が知っている限り)、必ずしも私が愛してはいない店もあることはある
が、私という人間が愛してしまった店で鬼籍に入った店の数は多い

商売っ気のないというところが、私がその店を愛するかどうかの基準であり、それが鬼籍入りとはある程度関係しているとは思っている

長い間お疲れ様でした
私結構凹んでいます



(04:30)

2017年04月25日

1235617979010pic1以前にも拙ブログで書いたのだが、何度でも書こう

私は好き嫌いが割と少ない方だと自負しているのだが、奴らだけは別
なぜ複数形になるのかわからない

納豆

福岡生まれの私の実家の家族も、私以外は全員納豆を普通に食べる
九州以外に住んでいる、私の自宅の家族も同じ

どことなく納豆を食べるときは、私に遠慮している感がある

なぜ私は納豆が嫌いなのか
糸を引くような粘りが理由ではない
オクラとかメカブなんかは、糸を引いているが 私は好き

理由はあの臭い

私が学生の頃は、たまに学校に行って学生食堂で昼食を摂ろうとしていると、隣席に座った見知らぬ人が、オーケストラの指揮者のように、納豆をかき混ぜて糸を引いてご飯にかけて食べていることがあった

納豆嫌いの私が百歩譲って言いたいのだが、朝食に納豆を食するのはまあいいだろう
なにゆえ、昼食にも納豆を食べるのか

納豆好きな人にとっては、大きなお世話的な指摘だと思う
が、私には理解ができない
悪臭(私にとっては)をまき散らしながら

テレビのある番組で、タレントが美味しそうにご飯をおかわりしてまで、納豆を食するシーンを観たので、一言言いたくなった

実家の母なんかは、私にどうしても納豆を食わせたくなったようで、納豆の天ぷらを出してきたことがある
何も知らずに、「何の天ぷらなん これ?」なんて言いながら、納豆の天ぷらに齧りついたが、次の瞬間吐き出した

私は納豆を未だに胃の中に入れたことがないということが、私の密かな自慢だったりする


(04:30)