昔の話

2017年03月18日

_SL500_AA300_学生時代のフランス語の授業で思い出した

これも、アゴの割れた、ト〇シェ監督そっくりのフランス人の先生の授業でのこと
気分転換ということでもないだろうが、授業で映画を観ることになった

黒いオルフェ
映画は全編フランス語
字幕はたしかあったのだが、英語だったかポルトガル語だったか
要するに字幕の意味がない 理解できないんだから

映画はストーリーがわからなかったものの、それなりに面白かった
実はよく覚えていないが

主人公オルフェには、ユリディスという名の恋人がいた
映画のラストは記憶ではどちらかのデッド・エンドだったと思うが

私は、この映画でユリディスが恋人オルフェの名を叫ぶ声
オッフェ オッフェ~」のモノマネと
オルフェが同じく恋人の名を呼ぶ声
ユリディ~ス」のモノマネをするのが好きだった

フランス語は「r」の発音が独特で、痰を切るために声を出すときのような発音をするんだと習った
実際にはうまく文であらわせないが、「ユヒィディ~ス」という感じか

日本広しと言えど、「黒いオルフェ」の主人公と恋人のモノマネをする人はそういないだろう

学生の時の男の友人が、なぜか私の「黒いオルフェ」のモノマネ、とくに「ユヒィディ~ス」と叫ぶのが好きで、いつもゲラゲラ笑ってくれた
私も調子に乗って、「オッフェ オッフェ~ ユヒィディ~ス」などと大声で叫びながら、状況のわからない学友たちを混乱させて喜んでいた

何か楽しかったんだろうか
楽しかったのです

自分が楽しければ
それでよし


(04:30)

2017年03月17日

941392ef学生のときは、第二外国語でフランス語を選択した

なぜフランス語か
仮にドイツ語を選択していたら、担当教官となるだろう人がとして有名だったから
単位を取るのに苦労した伝説は多々あった
あと、あの軟弱な(失礼)なフランス語の発音が好きだったから

よく理科系学部だと、専門書はドイツ語の原語で読むことが多いので、ドイツ語専攻の方がいいなんて言われたことも当時はあったが、学生時代にドイツ語の文献を読んだことは一度もなかった
ゼミで、論文を輪読するのも英語の文献ばかりだった

で、話はフランス語の授業のこと
担当は、フランス人の先生で、ほとんど日本語は使わず、フランス語と英語で授業は進行した
男の先生で、アゴが割れており、ひと昔前のサッカー日本代表監督によく似ていた

ある日の授業で「今晩映画でもどうですか?」という文章をフランス語で話してみるというのがあった
cinemaとかce soirとかいう単語があったと思う

その文章の正解(仏訳)を先生が示し、私がその文章を誰かクラスの人に話してみるというものだった
話す相手は、とある女子生徒

が、私がフランス語で「今晩映画でもどうですか?」と話し終わるや否や、彼女は返答した
「Non」
話し終わるや否や as soon asの世界である

あまりの高速の拒絶回答に、クラスからは失笑が漏れた
アゴの割れた先生も笑っていた

私の誘いを高速で拒絶した女子は、私の隣の研究室に所属し、4年になってからたまに話すことがあった
彼女はその時の高速拒絶のことを憶えていないようだったが、人間の器の小さい私未だに忘れていない



(04:30)

2017年03月14日

120531_MBP17_001私の実家の隣に一人で住んでいた婆ちゃんは、猫を飼っていた 
婆ちゃんも猫ももうこの世にはいない

猫の名前はベタに「ミーコ
美猫だった

私が小学生の頃から、大学二年生になるまで生きていた
大学二年の時、実家を離れていたが、母からの電話でミーコの死を聞かされた時は、少し泣いた

猫は死ぬときはどこかに身を隠して死ぬなんて話を聞いたことがあるが、ミーコは婆ちゃんの布団の中で静かに亡くなったそうだ

ミーコの好物というか主食は、キャットフードの類ではなかった
ベ〇―スターラーメン」をボリボリと音を立てていつも食べていた

今考えると、猫の食事としては、明らかに塩分過多だったろう
たまにべ〇ースターラーメンを水にふやかして食べさせていたが、それでも塩分過多だったかも

塩分過多だったとしてもミーコは長生きだった
実家のこたつで、ミーコはいつもどういう訳か、私の膝の上の布団に乗って暖を取っていた
おかげで私はトイレに行きたいのをいつも我慢していた
ミーコが気持ちよさそうに眠っていたから

もうベビ〇スターラーメンを食べることはほとんどないが、スーパーなんかでパッケージを見つけると、ミーコのことを思い出す



(04:30)

2017年03月11日

r2他人さまのブログのコメントを書いていて、この単語を思い出した

私の学生時代の後輩で、「鬼畜」というあだ名をつけられた男がいる

学校で「お~い鬼畜ぅ」と呼びかけると 「は~い 何すかぁ?」と答える爽やかな鬼畜だった

見た感じは普通 と言うか、割とさわやか系のちといい男
でも「鬼畜

鬼畜には当時彼女がいた 
私が知っているのは、鬼畜は本懐を遂げるまでは彼女に「ねぇ 泊まっていきなよ~」などと猫なで声で彼女に迫るのだが、いざ本懐を遂げ終わると「じゃ、送っていくから」と冷酷に彼女に言い放つ鬼畜伝説

まだ、鬼畜のアパートから彼女に「歩いて帰れ」と言わないだけよかった
歩くと、三時間はかかるはず

他にも鬼畜たる所以は多数あるが、ここでは残念ながら書けない

「鬼畜」と言えば思い出すのは野村芳太郎監督作品の邦画
主人公の緒形拳は、好きな俳優ではなかったが、この映画ではナイス「屑っぷり」を遺憾なく発揮していた
奥さん役の志麻姐さんのドSっぷりは、どちらかと言えばMな私から見てうっとりするほどだった

私の後輩も「鬼畜」ぶりでは拳さんに負ける

ちなみに、後輩の「鬼畜」の当時の彼女は、もうこの世にいない
「鬼畜」と結婚することはなかった
それが幸せだったのだろうか

合掌




(04:30)

2017年03月10日

tomato_ketchupもうずいぶん前のこと

元号は平成1ケタ

新婚旅行で、カナダに行った時の事

確か、飛行機である島に渡る前に、時間があって小腹も空いたので、空港のハンバーガー屋に寄って、ハンバーガー二つとフライドポテトと飲み物を頼んだ

ある島とはプリンスエドワード島
そう赤毛のアンの舞台となった島

自分の名誉のために言うが、新婚旅行先を決めたのは断じて私ではない
まぁ、カナダにはいい印象しか残っていないが

私は流暢ではないが、片言の英語は理解できるし、話せる
流暢に話せなくても、単語の羅列とジェスチャーで何とかなる それでいいのだ 「ニアニア」

ハンバーガー店の店員は若い赤毛に近い金髪のソバカスだらけのお兄さん
かなりの量のフライドポテトを渡された

お兄さんは、私にポテトを渡しながら何か質問してきた
catch up?

「キャッチアップ? 追いつくって意味だろ? ポテトと何の関係があるんだろう?」
高速で私の脳が考える
次の瞬間 まったく質問の意味が理解できない私は答えた
No

お兄さんは不思議そうに私を見ている

店内にはカナダ人の客が多くいたが、みんな山のようなポテトに赤い液体をドバドバかけ、バケツのような容器入りのコーラを飲んでいる
カナダ人とは戦争したって敵わないだろうと私は思った

「ん? 赤い液体?
私は考えた

お兄さんは「catch up」と言ったのではなく「ketchap?」と言ったのだ
私には聞こえないような小声で「need」を「ketchap?」の前に発音していたのだろう

東洋の黄色いサルは、フライドポテトにケチャップをかけずに食するんだと不思議に思ったのだろう お兄さんは

翌日この空港から、たしかトロントへ飛ぶ飛行機の中で、このお兄さんに会って目が合った
私は会ったことのある人の名前は忘れても、顔はよく覚えている

お兄さんに会釈した
赤毛というか金髪のお兄さんは「あ、昨日のケチャップを使わない東洋のサルだ」と思ったのかどうか、会釈を返してきた




(04:30)